元消防士(タヌキチ)のセカンドライフ迷子中

元消防士30代半ばのヘタレが退職してからセカンドライフ(第二の人生)を迷子中です。同じ境遇の方を少しでも元気づけれるようにブログを書いていきます。

非常呼集とは?③

こんにちは。30代半ばのヘタレ元消防士タヌキチです。

 

昨日の続きです。学生側も非常呼集対策として色々と考えたりします。

 

まず、入校して最初のうちは「寝ない」又は「寝る時間を遅くする」

をどの学生もチャレンジします。

 

2日ぐらいは何とかできるのですが、日頃の訓練が辛すぎて体力的に厳しく続けることが出来なくなります。

 

教官たちも学生がどんな対策をしてくるか大体分かっているため、そういう時は非常呼集をしなかったりします。無駄に睡眠時間を削ってしまう形になります。

 

次に、救助服の上着を着て、ズボンは活動服を履いて、頭に運動用の帽子を被って等、

どのパターンできても大丈夫なようにちょっとずつ色々な服を着て寝るようになります。

 

これも、教官たちは分かっているようで、普段はそんなことをしないのにその時期になると制服を着て集合するようにとの非常呼集がわざとかかります。

 

そして、小手先の対応では上手く行かないことを知り、普通に就寝するようになります。

 

月日が経ち人間慣れてくると凄いもので、非常呼集がかかっても直ぐに指定された服に着替えて、集合場所に行くことができるようになります。

ただ、ここでも落とし穴があります。

 

非常呼集で流れる放送の内容(どこに集合や何を持っていくか等)を、手帳に記録する(放送の内容を記憶できないためです)のですが、入校したての頃はちゃんと書いているのですが、これぐらいの時期(慣れてくると)になるとある程度予想ができるため、ちゃんと書かなくなります。

 

これも教官たちは分かっているようで、七夕の日に放送の最後の最後に「自分の夢を書いた短冊」を持ち物にしていました。

詳しいエピソードはまた改めて書きたいと思っていますが、ほとんどの学生がこの短冊を持っていなかった(最後まで放送を聞いていなった)ので、連帯責任というなのペナルティーを受けたのは言うもでもありません。

 

長くなってしまったので、今日はここまでにします。

読んでいただきまして、ありがとうございました